
Javaでのプログラミングは、ただコードを順に書くだけでは実用的な処理は実現できません。
「条件に応じて処理を変える」、「同じ処理を繰り返す」、「必要なときに処理を中断する」といった制御構造を使いこなしてこそ、柔軟で実用的なアプリケーションを作ることができます。
この章ではそうした制御構造の基礎を、やさしく丁寧に解説していきます。
if文やswitch文による分岐、for文やwhile文による繰り返し、そして配列や例外処理まで、Javaプログラムにおける“流れ”を作るための技術を一通り身につけることができます。
日常の判断や繰り返し作業をコードで表現できるようになると、プログラミングの楽しさをより実感できるようになります。
さあ、プログラムに「判断力」と「持続力」を与える制御構造の世界に入りましょう!
Java制御構造の学習内容一覧|if文・繰り返し・配列などを整理
この章では次の内容を順に学んでいきます。
各リンク先で詳細な説明とサンプルコードを確認しながら進めましょう。

レッスン2-01:比較演算子と論理演算子を理解しよう
プログラムに「はい・いいえ」の判断をさせるために必要な、比較演算子(==、!= など)や論理演算子(&&、|| など)の使い方を学びます。

レッスン2-02:if文による分岐処理を理解しよう
特定の条件に応じて処理を変える方法を学びます。if文、if-else、else if を使った分岐のパターンを実践します。

レッスン2-03:switch文による分岐処理を理解しよう
選択肢が複数ある場合に便利なswitch文の使い方と注意点を解説します。

レッスン2-04:for文による繰り返し処理を理解しよう
決まった回数の繰り返し処理を実現するfor文の書き方と活用例を学びます。

レッスン2-05:while文による繰り返し処理を理解しよう
条件が満たされている間だけ処理を繰り返すwhile文と、少なくとも一度は実行されるdo-while文の違いを学びます。

レッスン2-06:繰り返しを制御しよう
繰り返しの途中で処理を止めるbreak文、スキップするcontinue文について学びます。

レッスン2-07:配列を理解しよう
同じ型の複数のデータをまとめて扱う配列の基本と、その操作方法について解説します。

レッスン2-08:エラーメッセージを読めるようになろう
初心者がよく遭遇するエラーを読み解き、原因と対処方法を理解できるようになります。

レッスン2-09:例外処理を理解しよう
予期せぬエラーに対応する「例外処理(try-catch-finally)」の基本を学びます。

レッスン2の確認問題
これまで学んだ制御構造を応用して、簡単なゲームを自分の手で作ってみましょう。実践的な力が身につきます。



レッスン2まとめ|制御構造を理解して次のステップへ進もう
この「レッスン2:制御構造編」では、Javaプログラムの中で流れを作るための基本構文を学びました。
条件に応じた処理の分岐、繰り返し、制御文、そしてエラーへの対応など、すべての要素が実用的なプログラム開発の土台になります。
もし今「自分にできるかな?」と思っていたとしても、手を動かしてコードを書いていくことで、自然と理解は深まります。
小さな成功体験を積み重ねながら、次のレッスンに進んでいきましょう。